暮らしのプロも唸る「違い」

化繊という略称の方がなじみのある化学繊維はベンベルグ、レーヨンなどがありますが、合成繊維が登場するまでは安物の代名詞でした。 製法は薬品で植物繊維を溶かし糸状にノズルから引き出して固めるというもので、。再生繊維ともいいます。 一方、ポリエステル、ナイロンなどの合成繊維は石油や石炭の中の分子量の小さな化合物から分子量の多い化合物を人工的に作り出し、これを とかしたものを糸状にして作ります。 アメリカのデュポン社が1938年に「石炭と空気と水からでき、クモの糸よりも細く、鋼鉄よりも強い」というキャッチフレーズで売り出し現在もおなじみ の繊維です。
環境問題が盛んに話題になる今日このごろですが、毎日使っている洗濯石鹸も色々な製法を工夫するようになっています。 近頃目立つのが、天然油脂を原料とした粉せっけんです。 牛油やヤシ油を原料としたせっけんを粉末にしたもので、いろは少々黄色っぽい。水もあまりよごさないし手にもやさしいということで随分と歓迎され ています。 一方合成洗剤の原料は石油です。オイルショックの時に洗剤も値上がりするのはこのためで、これにいろいろな助剤を加えて、使いやすく、汚れが  おちやすくしたものが合成洗剤と言われるゆえんです。 原料から考えると、環境にやさしいのは粉せっけんの方ですが、残念なことに、汚れの落ち方が若干弱いという欠点があるのもたしかです。 環境へのやさしさをとるか、汚れの落ち具合をとるか人によって違ってきますがその人の性格まで表しているようです。
ざるそばともりそば、このふたつの違いほど悔しいものはありません。ただ単に、のりがかかっているか、かかっていないかどうかだけの差なのである。 それにもかかわらず、ざるそばの方が50円あるいは150円くらいも高いのは一体どういうわけなのでしょうか?そののりが高級品というわけでもなさ そうです。 とまあ前置きはここまでにして、これは今現在のはなし。実は昔はこの2つにも大きな差があったのです。まず、ざるそばですがざるそばにはいいそば をつかい、つゆもかならず一番だしを使っていたといいます。しかしこのころのざるそばにはのりはかかっていなかったそうです。 一方もりそばはよくないそばを使って、つゆも2番だしだったといいます。 では、なぜ今は同じようなものに成っているのでしょうか?これはざるそばにのりがかけられてからのことらしいのです。なるべく原料を安上がりにする ために、本来、もりに使うそばをざるに混ぜて出し、その罪悪感からかあののりがかけられ始めたというのが真相のようです。もう一説によるとただ悪い そばの味を隠すためだったともいわれています。そして質の良くないそばが次々とざるそばの仲間入りをしていったようです。 よって、老舗などにいくと今でもざるともりとではつかわれているそばが明らかにちがいます。ですから、普通の店ではざるよりもりを頼んだ方が賢い ということになります。
ひやむぎとそうめんこれほど見かけがにている食べ物はないといえるでしょう。お店でそうめんをたのんだのにひやむぎらしきものが出てきた時 自信を持って抗議出来る人はそうはいないのではないでしょうか? 事実、製法をみても、この2つには全然差がありません。どちらも、小麦粉に塩を加えて水でこねて薄くのばして細く切ったものということになります。 似ている2つですが決定的なちがいがあります。国の決めたJASです。これによると、そうめんは角棒状で太さ0.7~1.2ミリ、丸棒状で太さ0.8~1.3 ミリ、ひやむぎの方は角棒状で1.2~1.7ミリ、、丸棒状で1.3~1.7ミリと決められています。そして、これより太いものは「うどん」と総称されている。 そうめんとひやむぎの違いまできめてくれるなんて日本のお役所はなんと親切なことでしょう。しかし、要するに、太いのがひやむぎ、細いのがそうめ んというわけです。ただし、この基準はメーカーで守られているものなので、普通の食べ物屋さんではいささか怪しくなります。
サラダオイルも天ぷら油も意外なことに原料は同じです。ラッカセイやひまわり、トウモロコシやゴマ、菜種や大豆などが原料です。

違う部分は製造工程だといいます。

その製造の工程は、ウイダリングという作業で、この部分が天ぷら油よりもサラダオイルの方が一工程多いといいます。

このウイダリングの内容はと言えば、低温で油を放置して、その時に出来る結晶を取り除くという作業です。 この作業をするとさらっとして、色が抜けておなじみのサラダオイルができるというわけです。

サラダオイルでてんぷらを揚げても天ぷら油と遜色ないのはこのせいです。
レトルト食品と冷凍食品の共通点は多いようです。コンビニなどで24時間いつでも購入できることや、長期の保存に耐えられること、手軽なおかず であることなどいろいろあります。ですが、その製法は全く違うのです。 まず、レトルト食品ですが、正式名称はレトルトパウチ食品で、元祖は、「ボンカレー」で昭和44年に発売されました。パウチは袋詰めの意味で レトルトは加圧高温殺菌釜のいみです。常温で1~2年保存が可能です。 一方、冷凍食品は本来はメーカー再度の輸送と保存のために開発されたものです。昭和10年ごろ家庭用として売り出され始めました。意外と歴史 があるようです。2ドア冷蔵庫が昭和40年代に普及しだしてから爆発的に売れ始めました。 急速冷凍で短時間で冷凍すればするほど品質がアップして過程ではマイナス20度以下で保存すると品質が保てます。 なお、最近は電子レンジで加熱すればいいだけのレンジ食品なるものが登場し、ますます活況を呈してきているおかず業界ですが、独身者や奥様 がたの身が恩恵をうけていて亭主族は手抜き料理のオンパレードが待っています。