子供に聞かれてハテ?となる「違い」

「猫は家につき、犬は人につく」とよく言われますが。 これはそのままそっくりお化けと幽霊の違いに当てはまります。 まずお化けですが、これは猫と同じで場所につくのです。現れるところはいつも同じ、相手を選ぶこともしません。出てくる時刻も大体夕暮れ時です。 また、出てくる動機も人間をおどろかすのが目的で危害を与えたりはしないようです。 枕がえし(寝ている人の枕をとっていつのまにか足元に置いてしまうお化け)、一つ目小僧、カッパ、のようなものから、座敷わらしのように幸運を 運んでくれるものまでいろいろいます。 これに対して絶対に関わりたくないのは、幽霊の方です。出てくる理由が陰湿で暗いのです。生前縁の深かった人のところにくるのですが、特に 恨みを晴らすためにやってくることが多いのです。 幽霊はどんなに逃げても地球の果てまでも追ってくるといいます。一度その人にとりついたらその人を殺すまでいつまでも危害を加えてくるというから 恐ろしいことこの上ありません。「四谷怪談」のお岩さんや「牡丹灯篭」のお露さんなどを見てもわかります。
なんとなく使い分けている言葉にコップとカップがあります。たいていの人はジュースを飲むガラス製の器をコップといい、コーヒーなどを飲む陶器を カップと言っているようです。 ではその明確な違いは?と聞かれると言葉に詰まってしまいます。 まず、言葉の語源ですが、カップは英語から、コップはオランダ語からきています。次にその定義ですが実はあまりはっきりとしていません。 国立国語研究所が行ったアンケートでは「取っ手がついているもの」は69%の人が「カップ」と答え、「金属製のもの」は75%の人が「カップ」と答え ました。さらに「コップの方が日用品だと思う」という人が80%いることが分かりました。 残念ながら、語源以外には明確な違いはないようです。
ガは気持ち悪く、チョウは美しいという印象がありますが、チョウにもシジミチョウのようにガといわれても納得しそうな地味な種類もあり、外見だけ では見分けられません。 一番の違いは行動時間で、ガは夜獲物を取るためにだけに飛び、チョウは昼間に飛びます。 次に違うのは、体形です。胴体はガは太く、チョウは細い。これでも区別がつかないなら、触角を見ればよいそうです。ガは先がとがっていて、チョウ は丸いそうです。また、止まり方にも違いがあるそうです。羽を地面に平行にするか、下に伏せてと止まるのがガ、羽を両方上げて止まるのがチョウ です。 このことから見ると「夜の蝶」という言葉は「夜のガ」に言い換えた方がいいような気もします。
「アブラムシ」というと農作物に寄生する小さな青い虫を連想する人も多いでしょうが、これはアリマキという虫の別名。 一方ゴキブリも別名「アブラムシ」と呼ばれるわけで、「アブラムシ」という名はともに別々の虫の異名ということになります。 ゴキブリがアブラムシと呼ばれる理由はあの脂ぎった羽根や背中のぎらぎらした光沢から名づけられたからということです。 ちなみに、「ゴキブリ」という名前にはかなりの歴史があります。初めて文献に登場したのは江戸時代のことといいます。「御器かぶり」すなわち「食器 にかぶりつくもの」という意味なのです。こちらの方が「本名」になったのは生活に結びついていたからでしょう。
「トマトは果物か野菜か」という裁判がアメリカで行われたことがあるそうです。これは全米青果業者連合体が最高裁に依頼したものですが、この 裁判でトマトは野菜と認定されました。 さて、学問上、野菜は「草」に属し、その中にはキャベツ、ホウレンソウなどの葉菜、きゅうり、なすなどの果菜、サツマイモ、大根などの根菜があると 言われています。 一方、果物は「木の物」が語源と言われるように、ミカンやリンゴなど生で食べられる気になる果実のことをいいます。 となると、生で食べられるトマトは木になる果実のようでもあり、なすのような果菜のようでもあります。で先の裁定となったわけですが。 その理由は「トマトはそのまま食べるだけでなく、料理にも使われるから」というものだったそうです。